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潜水士

沖縄の海の環境保全や安全を担うスペシャリスト

沖電開発株式会社

沖電開発株式会社
高嶺 翔太さん

沖縄の海の保全に貢献します

海の保全のために従事するお仕事です。マリンレジャーのインストラクター、海中工事従事者、海洋生物の調査・採集、救難作業など潜水士の資格を有した者が各種業務にあたっています。
沖電開発では、沖縄のサンゴ礁の保全・再生のお手伝いをさせて頂いております。サンゴの養殖を行う施設を有し、そこでサンゴの研究も行っております。成長したサンゴ達は海へと植え付けられ、サンゴ礁へと成長していきます。

潜水士ってどんな仕事?

潜水士の国家資格を有している者が、水中での潜水作業に従事するお仕事です。資格所有者の業務としては、スキューバダイビングのインストラクター、海中における土木作業やサルベージ作業、海底調査に係る業務全般、海洋生物の調査・採集を行う大学や研究機関の関係者、救難作業を行う海上自衛隊や海上保安庁におけるレスキュー隊活動、潜水機材を使用した潜水漁などがあります。

潜水士を職業として活躍できるフィールドとして、漁港・港湾・海洋などの建設業に携わったり、海上保安庁・警察・消防署などの官公庁に所属するか、民間の海洋研究や環境保全活動をしている会社や研究所、また水族館などがあります。
また独立して自営業として依頼される仕事を遂行したりします。

潜水士は国家資格で労働省が実施する潜水士免許試験を受験しなければなりません。また実技試験などをクリアするために必要な潜水技術を習得するには、民間のダイビングスクールなどで指導を受けたり、潜水に関する講義や実習を行う水産系の専門学校・大学・水産高校などで学ぶのも方法のひとつです。潜水士免許は水中での作業技能を評価したものではないので、潜水して何をやれるかという資格や技術(溶断、写真、発破、溶接、など)を習得しておくことも必要です。

  • 沖電開発株式会社 高嶺 翔太

  • 沖電開発株式会社 高嶺 翔太

  • 沖電開発株式会社 高嶺 翔太

■ 県内業界の現状

沖縄県ではマリンレジャーのなかでもスキューバダイビングが人気で、潜水士の資格を活かして多くのインストラクターが業務を行っています。また水中工事に関して、海底調査が工事着工前には必ず行われますが、その時にも潜水士が実施し、実際の水中工事にも携わります。

■ こんな人にオススメ

『とにかく海が好き』で、海に関わる仕事に就きたいと考えている方。スノーケリングやダイビングなどマリンレジャーの経験や興味があるという方。海洋生物の調査・研究に興味のある方。海上保安庁や海上自衛隊にて、救難作業にあたりたいと考えている方。

■ 給与・休日・待遇など

就業先によって様々ですが、初任給で16万から18万前後のようです。休日は就業先によって異ってきます。就業先によっては潜水作業手当などが用意されている場合もあります。

ステップアップすると

就業先により様々ですが、海上保安庁で潜水士として働く場合や、特殊救難隊や機動救難士など、いくつかステップアップの道があります。

夢を叶えた人にインタビュー : 潜水士 : 沖電開発株式会社 高嶺 翔太さん

沖電開発株式会社 高嶺 翔太

― 潜水士を目指したキッカケを教えて下さい ―

海の生き物が好きでした。
私自身、もともと生き物に興味・関心を持っていました。なかでも海洋生物に強い関心があり、海の生き物に実際に触れ、身近に感じながら働くことのできる仕事に就きたいと思い、この職業を目指しました。

― 潜水士の一日ってどんな感じですか? ―

サンゴの状態をチェックすることから仕事が始まります。養殖水槽内を目視でチェックし塩分やpHなどの水質を測定機器でチェックします。日常的に、水槽内の清掃を行っていますが、サンゴはデリケートな生き物なので水槽内の管理が大切です。サンゴ植え付けを行う日には植え付けに使用するサンゴ苗、BCやレギュレーターなどの潜水機材の準備を行います。植え付け作業の内容としては、船からサンゴ苗を海中に下ろし、海底にサンゴを植え付けていきます。植え付け後も水中カメラを使用し、サンゴの寸法や周辺海域の様子などを記録していきます。

― 潜水士の仕事のやり甲斐は何ですか?逆に、この仕事の厳しさも教えてください。 ―

海の生き物はとてもデリケート!
サンゴは非常にデリケートな生き物です。ひとつひとつ手間をかけながら育てていったサンゴたちが無事に成長していく姿を目の当たりにした時の喜びが、私のやりがいとなっています。プライベートでは目にすることのできない、海とサンゴの織り成す神秘的な光景と出会う事ができることも他では味わえない楽しみだと思います。

海中での潜水作業は、常に危険と隣り合わせです。海洋の条件に左右される業務なので、業務に当たる際は、潮位や波の高さなどの確認が必要です。また、潜水機材の総重量は15kgを超え、潜水中は潮流の影響を受けることもあるため体力的にタフさを求められる一面もあります。

― 将来、自分はこうありたいというキャリアプランなどありますか? ―

沖縄の近海の環境をもっと元に戻したい!
植え付けたサンゴが産卵し、サンゴ礁を作り出し、たくさんの魚が住む豊かな海を作り出すことです。

― 潜水士をこれから目指す後輩にアドバイスを! ―

活躍できるフィールドは多いぞ!
潜水士の資格を活かして活躍できるフィールドは多くあります。とにかく海が好きで、海に関わる仕事をしたいという気持ちが強い学生さんには、潜水士を目指して欲しいと思います。

夢を叶える為のミライチズ

■ この職業になるには

 潜水士免許(国家資格)の取得が必要となります。受験に学歴や年齢の制限は特にはありません。しかし、合格後の免許の交付については18歳以上であることが条件となります。実技試験などをクリアするために必要な潜水技術を習得するには、民間のダイビングスクールなどで指導を受けたり、潜水に関する講義や実習を行う水産系の専門学校・大学・水産高校などで学ぶのも方法のひとつです。

海上自衛隊や海上保安庁にて潜水員として職務にあたる場合、防衛庁や海上保安庁の採用試験に合格する必要があります。その後、潜水士の資格試験への合格が必要となります。

必要な資格や免許

■ 進学の道筋

潜水士は国家資格で労働省が実施する潜水士免許試験を受験しなければなりません。また実技試験などをクリアするために必要な潜水技術を習得するには、民間のダイビングスクールなどで指導を受けたり、潜水に関する講義や実習を行う水産系の専門学校・大学・水産高校などで学ぶのも方法のひとつです。